学校教育目標   感受性豊かに   思慮深く   実践する生徒に

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令和3年度  学びの改革

令和3年度のテーマは「ICT教育」の充実
11月10日(水) ICT教育研修会を行いました

 11月10日(水)、SKY株式会社様より講師の先生をお招きしてSKYMENYUCloud活用の研修会を行いました。研修の内容は、 〇カメラで撮影する 〇発表ノートを使う ・ノートの配付 ・学習者がノートを提出する ・ノートをまとめて添削する ・添削したノートを返却する ・グループで同じノートを編集する 〇ポジショニングを行う ・課題を出題する ・学習者が課題に回答する ・学習者が回答を確認、分析する などです。 今までも、一人一台端末の活用は行ってきましたが、教師側は電子黒板を使って一斉授業のような形になってしまったり、一台端末もインターネット等で調査をする場面での活用が多くなってしまったりしていました。しかし今回の研修を通し、全職員がSKYMENYUCloudの活用により、各自の考えを即時に共有し、お互いの考えを比較・検討したり、グループで共同して考えることができるようになりました。生徒一人一人の反応を踏まえた双方向型の授業が可能になり、協働的な学びも深まっていきそうです。今後も、川上三校ではICT活用についての研修を行いながら、資質・能力が一層確実に育成できるICT環境を整えていきたいと思います。
11月8日(月) 南中連教科会:授業研究会を行いました。                 

 11月8日(月)南中連教科会授業研究会を行い、川上中学校は家庭科と体育の授業公開をしました。本来なら、南佐久学事職員会の教科会のメンバーが参観する予定でしたが、感染症対策のため、それぞれ10名以下の参観となりました。 家庭科ではSKYMENYUCloudのポジショニングを利用したり、体育ではダンスの動画を電子黒板に映したり、まとめをCloudのノートに保存するなど、それぞれICT機器の活用が目立ちました。今後もICT機器の活用で、個々の学びを保存し・みんなで共有することにより、より協働的な学びを行っていきたいと考えています。研究会に参加してくださった皆様、ありがとうございました。
南中連 家庭科指導案 ←クリックすると開けます。
南中連 体育科指導案 ←クリックすると開けます。
南中連 体育修正本時案  ←クリックすると開けます。
              

11月1日(月)ICT授業研究会を行いました

 11月1日(月) 川上中学校において、ICT授業研究会を行いました。今回は、メインの授業として2年Bコースの国語を公開した他、3年1組の数学、2年Aコースの英語、1年1組の体育の授業公開を行いました。それぞれの授業で電子黒板・タブレットを使用し、指導主事先生に教えていただいた「ICTが文房具のように日々の授業に溶け込んでいく」状況が校内に広がっている様子を見ていただくことができました。川上中学校では、今後もICTを活用した「協働的な学び」を目指して、さらに研究を続けていきたいと思います。ご来校くださった、村長さんはじめ村議会の皆様、教育委員会の皆様、小学校の先生方、本当にありがとうござました。中学校のICT教育にかかわり、今後も忌憚のないご意見をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
 
ICT 国語科学習指導案 ←クリックすると開けます。


ICT教育授業研究会を行います!
令和3年 11月1日(月)
会 場  川上中学校・1階多目的室
時 間  受   付 14:05~14:25
     授   業 14:25~15:15
     授業研究会 15:30~16:30
その他 
・村議会、村教育委員会、村内の小学校の皆様にご案内を送付させていただきました。
・ご来場の際には、マスクの着用と健康観察へのご協力をお願いします。
・指導案は当日、受付にて配布します。
・メインの授業は2年生の国語を公開しますが、1年生、3年生の教室も参観可能です。



休校中にオンライン授業を行いました!
 新型コロナウィルス感染拡大防止のための臨時休校中の、4月22日(木)よりオンライン授業を行いました。1時間目は、接続の問題があり授業を行うことができませんでしたが、2時間目以降は全校生徒がほぼ全員、入室できました。先生たちの方も、はじめは戸惑う場面もありましたが、授業を重ねるごとに機器の使い方にも慣れ、スムーズな授業ができるようになってきました。また、放課後には先生たちが集まり、自主的に機器の使い方の研修を行う姿もありました。画面共有の方法やペンの使い方、指名や話し合いの方法などを確認したので、明日からの授業はさらに充実したものになると思います。期待していてください。

 

探究あふれる学校づくり  ~学びの改革の視点から~



令和2年度の取り組み
 
研究テーマ「問いを生み、自分なりの解決方法で、自分なりの答えにたどり着く探究」

~川上中学校・学びの改革実践校~

【2020/11/25「なぜ川上村のレタスは日本一か」今までの学習をまとめよう】


 
「なぜ川上村のレタスは日本一か」について調査活動を行ってきた2年1組の活動も、いよいよまとめの段階に入りました。この日は、農協川上支所の指導員の方に来ていただき、まとめる上で「わからないこと」「さらに知りたいこと」を質問することができました。
 レタスの輸出について調べているグループは、農協の方にレタス輸出の「メリット」「デメリット」を質問しました。川上村は平成18年から12年間、台湾にレタスを輸出していました。温暖な気候の台湾は、冬にレタスが採れるので、冷涼な気候を活かした川上村のレタスを夏に出荷しようと考えたそうです。しかし、輸送コストが高く、検疫が厳しい上、品質管理の難しいレタスの輸出はデメリットも多かったようです。さらに、近年は中国からの輸出が増えてきたので、距離的にも遠い日本は適わなかったようです。現在、川上村では、レタスの輸出は行っていません。川上村のレタス生産が日本一の理由に、輸出は関係ありませんでした。しかし、レタスの輸出について調べた2人の生徒は、川上村のレタスについて「一歩深く」考えることができたはずです。これも、「深い学び」の一つであると考えます。
 川上村と他の産地との違いを調べているグループは、「レタスの栽培方法で川上村特有のことはありますか?」と農協の方に質問しました。すると、今まで知らなかった大きな違いがありました。レタスの「2作採り」(二毛作)です。他の産地も、春と秋の2回収穫しますが、暑い夏場は休耕となるので「畝(うね)」や「マルチ」は作り変えるようです。しかし、夏場に冷涼な川上村は4月から5月に「肥料入れ」「畝立て」「マルチ敷き」を行うと、そのまま夏場も2回、3回とレタスを作ることができるそうです。これは、川上村を中心とした南佐久特有の栽培方法だそうです。ただし、冷涼な土地だと微生物の働きが悪くなるので、肥料代が高くなるというデメリットもあるようです。1か月前は、「抑制栽培」という言葉も知らなかった生徒ですが、この日は「畝立て」「マルチ張り」という言葉にも深くうなずき、「肥料代が大変なんだよ」という言葉に「そうですよね!」と同意の声を上げていました。この生徒はさらに「透明なシートを張っている農家がいるけれど何ですか?」と質問していました。春先や秋の終わりに、少しでも出荷時期を延ばすための「保温シート」だそうです。以前はできなかった質問だと思いますが、この1か月の探究活動で生徒たちが大きく成長していることがわかりました。一つの学びが、また次の疑問を生み、さらに探究していく。学びの継続ができている一例だと思います。
 2年1組は、このあと今まで探究してきた成果を、「思考ツール」を用いてまとめます。次回は、そのまとめの成果をお伝えしたいと思います。



【2020/11/9 「なぜ川上村のレタスは日本一か」について根拠を持って伝えよう】
 
   

 この日の授業に「学習指導案」はありません。「問いに対し、自分なりの解決方法で、自分なりの答えにたどり着く」ために、本時の評価項目(ルーブリック)を各自で設定し、探究していきます。ですから、挨拶はオープンスペースで行いましたが、その後は、教室に入ってプレゼンをするグループ、オープンスペースでタブレットを開くグループ、図書館で資料を探すグループ、来校したPTA会長さんに質問をするグループなど、それぞれの班で決めた目標に向かって活動しました。ルーブリックの一部を紹介します。
<各グループのルーブリック>
 S評価:どうすれば川上村もレタスを輸出できるか考える A評価:どうして輸出が終わったか理解する B評価:輸出がいつ始まっていつ終わったか知る
 S評価:未来の川上村のについて考えることができる A評価:今まで調べたこととつなげて考えることができる B評価:昔と今の農業の違いが分かる

 この時間に、S評価やA評価を達成できなかった人もたくさんいました。しかし、生徒たちは自分たちで決めたルーブリックに向かい、それぞれ探究活動を行いました。これが、現在川上中で目指している「単元内自由進度学習」です。ちなみに、「レタスの輸出」について調べているグループは、この日、B評価にも達していなかったため、PTA会長さんにお願いし、次回の授業で農協の指導員さんに来ていただき、「レタスの輸出」について話を聴くことになりました。2年1組の探究は、まだまだ続きます! 


【2020/10/20 「なぜ川上村のレタスは日本一か」相手に興味を持ってもらえるようなプレゼンをしよう】


 単元を貫く学習問題「川上村のレタス栽培について根拠を持ってプレゼンしよう」について、新たに二つの手立てを取り入れました。一つは「ルーブリックによる評価」。事前に自分たちで、評価項目を定めることにより、より自分たちが目指す方向がはっきりしました。本時の「S」評価は、「オリジナルの視点を入れて相手に興味を持ってもらえるプレゼンができる。相手の心を動かせるプレゼンができる。」でした。この目標に向かって調査活動・まとめ・プレゼンの練習を行い、本番に臨みました。もう一つの手段は「思考ツール」の活用。「クラゲチャート」「ボーン型」「XYチャート」など、それぞれのグループが分かりやすいと思うツールを選び、プレゼン資料に活用しました。当日は、前回とほぼ同じメンバーのゲストティーチャーにプレゼンをしました。レタスの専門家相手に、「相手に興味を持ってもらえる」プレゼンはできなかったかもしれませんが、さらに探究を重ねて、いつの日か「相手の心を動かす」ようなプレゼンを目指しましょう!


【2020/10/7 「なぜ川上村のレタスは日本一か」ゲストティーチャーの皆様に説明してみよう】


 「なぜ川上村のレタスは生産量日本一か」、ゲストティーチャーの方々に発表し、感想や助言を述べてもらって、今後の探究に生かしていこうという授業を行いました。集まってくださったゲストティーチャーは、村教育委員会、村役場、農協、タネの業者の方、野菜レンジャーさん、レタス農家の方など総勢9名。さらに神奈川県からZOOMで学びの改革講師の露木先生にも参加していただきました。生徒たちは、今まで調査して自分で考えたことを発表した後、さらにゲストティーチャーの方々から新たな知識を教わったり、アドバイスをいただいたりして、レタスに対する考えが深まっていきました。この日の成果は、次時に「付箋」を使って整理し、情報をみんなで共有しました。


【2020/10/5 川上産レタスを使っているモスバーガーさんにお話を聞きました】

 
 川上村のレタスについて調べている2年1組は、レタスを生産している人は身近にいるけれど、レタスを買う側の人たちの話も聞いてみたいということで、(株)モスフードサービス商品流通部アグリ事業グループの中山さんよりお話を聞くことにしました。東京で勤務する中山さんと会話をした方法は、テレビ会議システム「ZOOM」。電子黒板を利用したので、クラス全員に対して中山さんが先生になったような形式で授業を行うことができました。当日は、まず川上産のレタスを使った「モーニング野菜バーガー」をクラス全員で試食。その後、中山さんよりモスバーガーの歴史や野菜へのこだわり、そして川上産のレタスを使用している理由などを説明してもらいました。授業を受けた生徒からは、「川上産のレタスを使ったモスバーガーがとてもおいしかったので、また食べたいです」「モスバーガーさんの歴史や、どうして川上産のレタスを使っているかよくわかりました」「モスバーガーさんは店に野菜の産地を表示しているけれど、どうして産地にこだわるのか、また土づくりから行っている野菜へのこだわりがよくわかりました」などの感想が発表されました。遠く離れていても、本物の講師の方とお話したり、質問したりできる「ZOOM」。これからも活用できそうです。


【2020/9/30  なぜ川上村のレタスは日本一か。根拠を持って考えよう!】


 2年1組では、文化祭明けから「川上のレタス」について考えています。長野県のレタスが生産量1位だと知っている生徒たちも、川上「村」が1位かどうか知りませんでしたが、市町村別の生産量でも川上村は断トツで日本一でした。その量、約6万トン。2位に大差をつけての1位でした。そして、「なぜ川上村のレタスは日本一か」根拠を見つけ、その根拠をもとに説明しようという活動に入りました。2時間目の授業には、校長先生も登場。○各教科の見方で考えよう ○多様な角度から考えよう ○批判的思考を働かせよう ○自分の生き方を問い直そう ○先人の努力や気候・土地、宣伝など多面的・多角的に調べてみよう というお話をしていただきました。2年生は、これから総合的な学習の時間などを使って、川上村のレタスについて探求していきます。


【2020/6/21  川上村と外国とのつながりを考える】



 清流教室では、日本一の生産量を誇る川上村のレタスについて考える上で、外国籍の技能実習生の方をに着目して考えてみました。まず、川上村役場に、令和2年度の実習生の数を聞いてみました。例年なら約1000名の実習生がいるそうですが、今年は新型コロナウィルスの影響で、約半分の550人しかいないとのことでした。新型コロナウィルスの影響は、こんなところにもあったんですね。さらに、今年はコロナの影響で職を失った日本在住のアルゼンチンやフランスの方も、レタス農家の手伝いに来ていることを、信濃毎日新聞の記事から知ることができました。中学1年生の社会科では、世界地理を履修するので、生徒たちはさっそく実習生の出身国はどんな国か、調べることにしました。川上村に関係の深い国々を調べることは、学習意欲にもつながり、また今後のレタス栽培を考えていくうえでも参考になります。「国調べ」から、「将来の川上村のあり方について」、さらに探究を広げ・深めていきたいですね。
 

南佐久三校合同教科会 ~学びのつながりの視点から~


第2回南佐久三校合同教科会 Zoom(Web会議システム)で行いました!
1月27日(水)、南牧中、小海中、川上中の3校の合同教科会を行いました。例年は1校に集まって行っていましたが、今年度は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、リモート会議システム「Zoom」で行うことになりました。GIGAスクール構想を受け、Zoomをインストールしたタブレットが各校に配備されたので、10の教科会ごとに分かれて会話をすることができました。教科会では、各校の進度や指導上の悩み、コロナ対策、来年度の課題などを話し合いました。以前なら、会の前後の移動時間が必要でしたが、今回は生徒下校後すぐに会議を開始できたことが、大変良かったと思います。来年度以降も教科会でZoomを活用していきたいと思います。

Zoom(Web会議システム)による合同教科会を行いました!
  南牧中、小海中、川上中の3校で理科と保健体育の2教科で、試験的に合同教科会を行いました。理科は、臨時休校後の学習進度の確認や共通テスト、秋の合同教科会などについて話し合いました。保健体育は、川上中学校が体育科一人のため、質問形式で、体育の授業を進めるにあたっての注意事項などについて、先生方からアドバイスをいただきました。初めは操作に慣れなかったのですが、回数を重ねるごとに、スムーズに会議を行うことができました。距離的にも離れている3校。また、1教科で一人しかいない教科も多く、なかなか合同で教科会を開くことができなかったと思います。しかしこれからは、Zoomを活用することによって、移動の負担を軽減しながら、気軽に情報交換ができそうです。Zoomの接続方法については、各校の理科または体育科の先生に聞いてみてください。

合同教科会通信 No1
合同教科会通信   NO2
合同教科会通信 No3